このページの内容
委託先への照会の観点
事務所の規模に合った対策の考え方は、IPA の「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」が参考になります。事件のときの照会では、次の観点を加えます。
| 観点 | 聞くこと |
|---|---|
| 預けている情報 | 顧問先の書類・申告の情報・マイナンバーが、そのサービスにあるか |
| 共有の仕組み | 顧問先とのファイルの共有に使っているサービスが対象か |
| メール | 事務所のメールの仕組みに影響があるか(BEC の入口になりうる) |
| 期限への影響 | 申告・届出などの期限のある業務が止まるおそれ |
照会の文面委託先への照会メールの例文 →
お知らせ文の注意点
| 注意点 | 理由・書き方 |
|---|---|
| 顧問先ごとに確かめた範囲を書く | 全体のお知らせと、顧問先ごとの連絡を分ける |
| 振込先の変更への注意 | メールの乗っ取りに備え、「振込先の変更をメールだけで依頼しない」と書く |
| 確かめた範囲を書く | 確認の範囲と日を添え、言い切らない |
| 業界の規程は団体の資料で | 所属する士業の団体が示す規程や指針は、団体の資料で確かめる |
当事務所で利用している{{サービス名}}の事業者で、セキュリティの事件が公表されました。{{日付}}に事業者へ照会し、確認を進めています。当事務所から、メールだけで振込先の変更をお願いすることはありません。
お知らせの型お知らせ文のテンプレート →
このページで扱わないこと
このページは、事務所が使っている仕組みについての照会とお知らせの型です。顧問先から受けた事件についての法的な助言や、各士業の業務の範囲の判断は扱いません。secubell は法的助言を行いません。
判断を伴うこと
業界の決まりや法令への適合、個人情報保護委員会などへの報告・通知が要るかどうかは、secubell は判断しません。下の公的機関・業界団体の資料を確かめ、最終判断はお客様と専門家(弁護士など)で行ってください。
よくある質問
- 士業事務所では、事件のときに委託先へ何を聞けばよいですか。
- 製品の使用の有無とバージョンに加えて、預けている情報(顧問先の書類・申告の情報・マイナンバーが、そのサービスにあるか)、共有の仕組み(顧問先とのファイルの共有に使っているサービスが対象か)、メール(事務所のメールの仕組みに影響があるか(BEC の入口になりうる))、期限への影響(申告・届出などの期限のある業務が止まるおそれ)を聞くと、士業事務所で要る確認がそろいます。
- お知らせ文では、何を最初に書けばよいですか。
- 顧問先ごとに確かめた範囲を書く:全体のお知らせと、顧問先ごとの連絡を分ける。そのうえで、確かめた範囲と日を添えます。
原典・参考にした資料
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」
- 個人情報保護委員会「漏えい等の対応とお役立ち資料」
このページは secubell が公開情報をもとにまとめた一般的な解説です。法的な判断や、個別の状況への助言ではありません。内容は原典で確かめ、自社の契約・体制に合わせてお使いください。法令上の報告・通知が要るかどうかの最終的な判断は、お客様ご自身と、弁護士などの専門家で行ってください。