6 段の流れ
- 1. 公表された内容を原典で確かめる
- 2. 関わりのありそうな委託先を洗い出す
- 3. 委託先に、聞くことを決めて問い合わせる
- 4. 回答を待つあいだに、問い合わせへの答え方を決める
- 5. 回答を確かめ、返事の無い先には催促する
- 6. 結果を記録し、必要な先に伝える
1公表された内容を原典で確かめる
報道や SNS の要約ではなく、製品の開発元や公的機関が出した文書を読みます。確かめたいのは、対象の製品とバージョン、何が起きうるか、修正版や暫定策があるか、の 3 点です。
読んだ文書の題・公表元・日付・URL を控えておくと、委託先への質問やお客様への説明で、同じ原典を示せます。
2関わりのありそうな委託先を洗い出す
自社で直接その製品を使っていなくても、Web サイトの制作・保守、レンタルサーバー、業務システムの SaaS などを通じて使われていることがあります。
委託先の一覧(契約の台帳など)から、対象の製品を使っていそうな先と、自社の情報を多く預けている先から順に並べます。
3委託先に、聞くことを決めて問い合わせる
使っているか、影響を受けるバージョンか、更新・暫定策は済んだか、痕跡を確かめたか、預けた情報に影響はあるか、再委託先はどうか、窓口は誰か、を聞きます。
質問は選択式にし、回答期限を決めて送ると、回答が集めやすく、比べやすくなります。
この段で使うテンプレートヒアリングシート →
4回答を待つあいだに、問い合わせへの答え方を決める
お客様や取引先から問い合わせが来たときに、誰がどう答えるかを決めます。確認中であれば「確認中であること」と「次にお知らせする時期」を伝えます。
分かっていないことを「影響なし」と書かないことが大切です。
この段で使うテンプレートお知らせ文(調査中版) →
5回答を確かめ、返事の無い先には催促する
届いた回答は、原典の内容(対象のバージョン・暫定策)と照らして確かめます。「対応済み」とだけある場合は、実施日や方法を聞き返します。
期限を過ぎた先には、途中の状況だけでもよいと添えて、改めてお願いします。
この段で使うテンプレート確認メールの例文(催促) →
6結果を記録し、必要な先に伝える
委託先ごとの回答・受け取った日・確かめた人を残します。お礼のメールで回答の要点を書き返しておくと、記録になります。
確認が済んだら、お客様・取引先へのお知らせを更新します。個人情報の漏えいなどのおそれがある場合に報告・通知が要るかは、公的機関の案内を確かめ、最終的な判断は弁護士などの専門家とご相談ください。
事件が落ち着いたら、平時の確認として委託先の備え(更新・バックアップ・事故時の連絡)を見直しておくと、次の事件で確認が早く進みます。
この段で使うテンプレートセキュリティチェックシート →
参考にした公的機関の資料
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」
- 個人情報保護委員会「漏えい等の対応とお役立ち資料」
この解説は secubell が用意した一般的な進め方です。法的な判断を示すものではありません。自社の契約や業種の決まりに合わせて進めてください。