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解説

委託先リストの作り方

事件が公表された日に困るのは、「どの委託先が、その製品を使っていそうか」が分からないことです。リストを 1 枚にまとめておくと、照会の相手と順番がすぐに決まります。

このページの内容

  1. 1. 1. リストに持たせる項目
  2. 2. 2. 集め方の手順
  3. 3. 3. 事件の日の照会の順番を決める

11. リストに持たせる項目

委託先リストの項目の例
項目書くこと例
委託先名会社名と部署{{委託先名}} システム部
委託している業務何を任せているか会員サイトの保守
預けているデータデータの種類(個人データの有無)会員の氏名・メールアドレス
使っている主な製品分かる範囲で(VPN・CMS など){{製品名}}
止まると困る業務止まったときの影響受注の受付
連絡の窓口事件のときの連絡先security@{{ドメイン}}
契約の取り決め事件の報告の取り決めの有無あり(契約書 第{{条}}条)
最後に確かめた日平時の質問票の回答の日{{日付}}

最初から全部の欄を埋めなくて構いません。「預けているデータ」と「連絡の窓口」の 2 つがあるだけで、事件の日の動きは大きく変わります。

22. 集め方の手順

  1. 経理の支払いの記録から、毎月お金を払っている相手を書き出す(クラウドサービスも含める)
  2. 各部署に「業務で使っている外部のサービス」を聞き、足りない分を加える
  3. 契約書から、預けているデータと事件の報告の取り決めを拾う
  4. 委託先に連絡の窓口と、使っている主な製品を聞く(平時の質問票で聞く)
  5. 年に 1 回、または委託先が増えたときに見直す

質問の項目にセキュリティチェックシート →

33. 事件の日の照会の順番を決める

事件が公表されたら、リストを次の順で並べ替えると、照会の順番が決まります。全部の委託先に一度に送るより、関わりのありそうな相手から送るほうが、回答も早く集まります。

照会の順番の目安
順番委託先の条件
1対象の製品を使っていると分かっている
2個人データを預けていて、使っている製品が分からない
3止まると困る業務を任せている
4それ以外
社内への共有の一文の例
{{製品名}}の脆弱性の公表を受け、委託先リストのうち{{件数}}社に照会しました。回答の期限は{{日付}}です。回答は、照会の記録の表にまとめます。

よくある質問

委託先が多すぎて、リストを作りきれません。
個人データを預けている委託先と、止まると困る業務を任せている委託先から始めてください。この 2 つで、事件の日の照会の多くが足ります。
リストはどんな形で作ればよいですか。
表計算のファイル 1 枚で構いません。事件の日にすぐ開けて、並べ替えられることが大事です。

原典・参考にした資料

このページは secubell が公開情報をもとにまとめた一般的な解説です。法的な判断や、個別の状況への助言ではありません。内容は原典で確かめ、自社の契約・体制に合わせてお使いください。法令上の報告・通知が要るかどうかの最終的な判断は、お客様ご自身と、弁護士などの専門家で行ってください。

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