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解説

KEV の読み方

KEV カタログは、「実際に悪用が確認された」脆弱性の一覧です。深刻度の数値(CVSS)とは別の物差しとして、照会の順番を決めるときに役立ちます。

このページの内容

  1. 1. 項目の読み方
  2. 2. 掲載が意味すること・しないこと
  3. 3. 照会への使い方

1. 項目の読み方

KEV カタログの主な項目
項目(原文)意味使い方
CVE ID脆弱性の番号照会の文に書く
Vendor / Product開発元・製品委託先リストと照らす
Date Addedカタログに加えられた日悪用が確認された時期の目安
Required ActionCISA が示す対応修正版の適用など
Due Date米国の連邦政府機関の対応の期限自社の期限の参考
Known Ransomware Campaign Useランサムウェアでの既知の使用「Known」なら優先を上げる
Forensic Triage修正版の前に侵入されていないかの確認を求めるか「Yes」なら痕跡の確認も聞く

2. 掲載が意味すること・しないこと

KEV への掲載の読み方
意味すること意味しないこと
どこかで実際に悪用された自社が攻撃を受けた
対応の順番を前に出す目安載っていない脆弱性は悪用されていない
米国の連邦政府機関には対応の期限がある(拘束的運用指令 BOD 26-04。以前は BOD 22-01)日本の企業に法的な期限がある

国内で悪用が確認された脆弱性は、JPCERT/CC の注意喚起や開発元の公表で先に分かることもあります。KEV だけで判断しないでください。

3. 照会への使い方

  1. 新しく加わった項目の製品が、委託先リストに載っているかを見る
  2. 載っていれば、照会の順番を上げ、痕跡の確認も合わせて聞く
  3. ランサムウェアでの使用が「Known」なら、バックアップの状況も聞く
  4. 照会の記録に、KEV に加わった日を書いておく
社内への報告の一文の例
{{製品名}}の脆弱性(CVE-{{年}}-{{番号}})が、{{日付}}に米国 CISA の KEV カタログ(悪用が確認された脆弱性の一覧)に加わりました。当社の委託先のうち{{件数}}社が同じ製品を使っているため、優先して照会しています。

公開の一覧悪用が確認された脆弱性の一覧 →

よくある質問

KEV に載っていない脆弱性は、後回しにしてよいですか。
いいえ。KEV は米国 CISA が悪用を確認したものの一覧で、載っていないことは悪用されていないことを意味しません。JPCERT/CC の注意喚起や開発元の公表も合わせて見てください。

原典・参考にした資料

このページは secubell が公開情報をもとにまとめた一般的な解説です。法的な判断や、個別の状況への助言ではありません。内容は原典で確かめ、自社の契約・体制に合わせてお使いください。法令上の報告・通知が要るかどうかの最終的な判断は、お客様ご自身と、弁護士などの専門家で行ってください。

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