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解説

CVSS の読み方

CVSS の数値は、脆弱性そのものの性質の評価です。「自社にとってどれだけ大きいか」は、使っているか・悪用されているかと合わせて読みます。

このページの内容

  1. 1. ベクトルの文字列を読む
  2. 2. 3.1 と 4.0 の違い
  3. 3. 数値だけで判断しない

1. ベクトルの文字列を読む

CVSS の値には、評価の中身を表す「ベクトル」という文字列が付きます。たとえば「CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H」は、3.1 の基本評価で 9.8 になる組み合わせです。

CVSS 3.1 の基本評価の主な項目
略号項目値の例と読み方
AV攻撃の経路N=ネットワーク越しにできる
AC攻撃の条件の複雑さL=特別な条件が要らない
PR要る権限N=ログインが要らない
UI利用者の操作N=利用者が何もしなくても起きる
C / I / A機密性・完全性・可用性への影響H=影響が大きい

2. 3.1 と 4.0 の違い

CVSS 3.1 と 4.0 の評価の区分(FIRST の仕様の要約)
項目CVSS 3.1CVSS 4.0
評価の区分基本・現状・環境基本・脅威・環境・補足
値の書き方基本値などCVSS-B・CVSS-BT・CVSS-BE・CVSS-BTE
深刻度の区分0.1〜10.0 を 4 段階同じ 4 段階

同じ脆弱性でも、評価した機関や版で値が違うことがあります。値を書くときは「どこが評価した、どの版の値か」を添えてください。

3. 数値だけで判断しない

照会の順番を決めるときに合わせて見ること
見ること理由
使っているか使っていなければ、値が高くても影響は小さい
悪用が確認されたか(KEV など)値が中くらいでも、悪用されていれば先に対応
インターネットに公開されているか外から届く機器は入口になりやすい
経営層への言い換えの例
{{製品名}}の脆弱性は、深刻度の評価が 10 段階で 9.8(開発元の評価、CVSS 3.1)と高く、ログインなしでネットワーク越しに悪用できる種類です。当社では{{件数}}社の委託先が同じ製品を使っているため、照会しています。

報告の型経営層への報告のテンプレート →

よくある質問

CVSS の値が 9 以上なら、すぐに照会すべきですか。
値だけでは決まりません。委託先や自社がその製品を使っているか、悪用が確認されているか、インターネットに公開されているかを合わせて見て、照会の順番を決めます。

原典・参考にした資料

このページは secubell が公開情報をもとにまとめた一般的な解説です。法的な判断や、個別の状況への助言ではありません。内容は原典で確かめ、自社の契約・体制に合わせてお使いください。法令上の報告・通知が要るかどうかの最終的な判断は、お客様ご自身と、弁護士などの専門家で行ってください。

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