このページの内容
委託先への照会の観点
厚生労働省は「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」(第 7.0 版、令和 8 年 6 月)を公表しており、医療機関と事業者の役割の分担についても書かれています。照会では、次の観点を加えると、ガイドラインに沿った確認の記録とも結びつけやすくなります。
| 観点 | 聞くこと |
|---|---|
| 保守の接続の経路 | 保守のためのリモート接続(VPN など)で、対象の製品を使っているか |
| 預けている情報 | 診療の情報・患者さんの個人情報が、その仕組みにあるか |
| 診療への影響 | 電子カルテ・予約・会計が止まるおそれがあるか、その見込み |
| 連絡の窓口 | 事業者の側で、夜間・休日に連絡がつく窓口 |
照会の文面委託先への照会メールの例文 →
お知らせ文の注意点
| 注意点 | 理由・書き方 |
|---|---|
| 診療の状況を先に書く | 患者さんが一番知りたいのは「受診できるか」。外来・予約・会計の状況を最初に書く |
| 確かめた範囲を書く | 「確認した範囲では」と範囲と日を添える。言い切らない |
| 患者さんにお願いすることを具体的に | 要らない場合は「お願いすることはありません」と書く |
| 問い合わせの窓口 | 代表番号とは別の窓口を示すと、診療の電話が混みにくい |
当院が利用している{{システム名}}の事業者で、セキュリティの事件が公表されました。当院は{{日付}}に事業者へ照会し、確認を進めています。外来の診療と予約は通常どおり行っています。お問い合わせは{{窓口}}までお願いします。
お知らせの型お知らせ文のテンプレート →
判断を伴うこと
業界の決まりや法令への適合、個人情報保護委員会などへの報告・通知が要るかどうかは、secubell は判断しません。下の公的機関・業界団体の資料を確かめ、最終判断はお客様と専門家(弁護士など)で行ってください。
よくある質問
- 医療機関では、事件のときに委託先へ何を聞けばよいですか。
- 製品の使用の有無とバージョンに加えて、保守の接続の経路(保守のためのリモート接続(VPN など)で、対象の製品を使っているか)、預けている情報(診療の情報・患者さんの個人情報が、その仕組みにあるか)、診療への影響(電子カルテ・予約・会計が止まるおそれがあるか、その見込み)、連絡の窓口(事業者の側で、夜間・休日に連絡がつく窓口)を聞くと、医療機関で要る確認がそろいます。
- お知らせ文では、何を最初に書けばよいですか。
- 診療の状況を先に書く:患者さんが一番知りたいのは「受診できるか」。外来・予約・会計の状況を最初に書く。そのうえで、確かめた範囲と日を添えます。
原典・参考にした資料
- 厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第7.0版(令和8年6月)」
- 個人情報保護委員会「漏えい等の対応とお役立ち資料」
このページは secubell が公開情報をもとにまとめた一般的な解説です。法的な判断や、個別の状況への助言ではありません。内容は原典で確かめ、自社の契約・体制に合わせてお使いください。法令上の報告・通知が要るかどうかの最終的な判断は、お客様ご自身と、弁護士などの専門家で行ってください。